イタリアで見た過去生と直後の事件ーローマパスポート盗難 その9

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昨日書いたこの事件簿の続き。
ローマから帰国するために何したか、
の行動記録だ。

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ハナシは
美しいサンタ マリア マジョーレ教会に通じる
道路の道幅がとても広い、
とこまでだった。

前年も赴いた
懐かしの3軒目の警察に赴くには
この道を通ることにした。

だって 元来た1本東側の道より
こちらが気持ちのよい道だもんね。

いくら盗難にあった身の上とはいえ
少しでも素敵な場所を堪能したいもの。

歩きながら
その日は天気の良い美しい
ローマの休日✨✨✨

であることに
ようやく気がつく。

るんるんるん。

声に出さないまでも
日本帰国までの道のりが
少〜しだけ見えてきたわたしは
道すがら
歌ってもいいかな〜ってキブンだった。

次の警察はもう馴染みで
知ってるとこだしね。

知ってる、ってのは
こんなに
ココロに余裕が生まれるんだね。

改めて我がパートナーと
スリに感謝した。

そのうちに。
道路に往来する車が途切れてきたのに
気づいた。

交通規制かしら?
なぜか知らないけど
道が静かになっていいわー。

このときはまだるんるん、してた。

そのうちに。
ランナーが数人走ってきた。
プロっぽくない。

いかにも市民ランナー、
みたいな出で立ち。
タンクトップに短パン、
みたいな。

へえ。
ローマ市民マラソン、ってとこかしら?
天気もよいし
11月になったばかりのよい季節。
いいねえ。

と、微笑ましい気持ちで
その光景を見ていた。

ランナーは次次走ってくる。
たぶん サンタマリアマジョーレが
マラソンの起点なのかもしれない。

そのうちに。
沿道の通行人の横断を
規制する警備員も次つぎに現れた。

へぇ。
なんか大げさじゃない?
市民マラソンでしょうが。

なんて思いながら警備員の
制止に従い
横断せず
ランナーをノホホンと見ていた。

3軒目の警察に行くには
この広い道路を
横断する必要があるのだ。

待つこと10分。
わたしのアタマの中は

盗難届のゲット以外に

明日朝イチで
日本大使館に行く前に
今日中にやらねばならぬ
諸々のことが回り始めた。

パスポート用写真撮影、
コピー、
戸籍謄本を家族が
とれるか、の確認とか

日本大使館の場所を確認する、とか。

先を考えて焦りが少し
首をもたげてきたわけで。

それでも
ランナー達の流れは
もうすぐ途切れるだろう、
とただ待っていた。

🐣🐣🐣
待つこと15分。

うわあ❗️
ずっと見ていた目の前の光景が
急に衝撃的なものになった。

走ってくるランナーが
ハンパない人数に膨れあがってきたのだ‼️

人、人、人の群れ‼️

これはもうランナーというより
民族大移動、かなにかに
見える。

何の群れ?
国を移動??

考える前に次次イメージがやってくる。

荷物を持ったり
避けた布にくるまったような服。

命からがら
逃げてきた、という様子。
(実際はランナーです)

戦いだ❗️
戦争で追われて逃げてきたんだ!

この鮮明なイメージ。

イメージにすぎず、実際は
ランナーなのだから
フツーはムシしてもよいかもしれません。

こういうの気のせい、
とも人は言うでしょう。

しかしながら
急に
あまりに強烈に
湧いたのです。

そこで咄嗟に
わたしが取った行動は。

ランナーの群れの中に
飛びこんだ❗️

(その10 に続く)

その10

※前のハナシは 上記メニューより
「イタリアで見た過去生と直後の事件」
へお願い致します。

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