イタリアで見た過去生と直後の事件ーローマパスポート盗難 その19

久々にローマの3日間のハナシだ。

この旅を記録しておきたい、
という思い未だ強烈。
記憶鮮明のウチに記す。

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カタール航空の
チェックインカウンターで

行きの成田から持っていた
旅の道連れ
細くて折れそうなキャリーカートを

「それ持ち込んじゃダメよ!」
を喰らったワタシは
シブシブそれを畳む。

「ほら 小さくなったよん」
目で主張。

それ見たとたん
「あ、OK🙆」

やっぱり長いままたためない
と思われたのネ!

これでドーハの長い距離の徒歩移動も
シンパイなし。
よかったよかった✨

さて。
こうなったら出発まで
用意すべきはみやげ、とにかくみやげ!
ジブンのカバンはもういいや。

Bachiの
イタリアっぽいピンクと赤に
赤ちゃん天使が飛んでるパッケージの
お菓子を持てるだけ買い込む。
ピスタチオの板チョコも。

しめて60€くらい。
うーん、お菓子にこんなお金を
かけたのは初めてだ。
もう今しかイタリアみやげは
買えないんだから致し方ないわ。

さて、ドーハゆきの飛行機は
ちゃんと定刻発。
ワタシは乗り込んだ。
サヨナラ、ローマよ!

行きに7時間もかかったドーハまでの
フライトは帰りは
6時間弱だったと思う。

偏西風、でいつもヨーロッパからの
帰路の方が時間は短い。
カラダも少しラク。

ただドーハとヨーロッパ間、
あるいは日本へは到着時刻の調整
(例えば成田は24時間は着陸できない、とかの事情)
のためにフライト時間が長くなるらしい。

その辺、安く乗りたい、仕方ない、
となる。

で。
飛行機の中でウツラウツラしながら
ユメかウツツで蘇るのは〜
あの警察に行く途中の
難民の群れ。
戦いの場から避難してきた人々。

イヤ。
そんな風に見まごう
市民ランナーの群れの姿だ。

「ワタシはかつてあの中に居た」
というフィーリングを改めて感じたのだった。

さて、ドーハには無事到着。

行きにも遭遇したが
石油王のようなベールを被った姿の
男性が金ピカラウンジで葉巻を
くゆらす姿を横目に
バリバリ歩いて移動。

例の細こいキャリーを押しながら。

30分以上歩いたと思う。
ドーハの空港はこれまた
もの凄く広い。
アラブ圏のハブ空港、だかだそうだ。

無事に成田へ向かう次の乗り場に到着。

無事、となると
また気になってくるのはみやげ、だ。

ココでもまずは
手軽なアラブの菓子折を
自分が持てるだけの量、買い込む。

安心して待ち合い何処の
椅子に座り
ホッと息つく。

はっっ!😳😳😳

父に何もみやげを買ってないではないか❗️

この旅に出る前
自分の父
パートナーの父
そして義理の妹の父

父三銃士がほぼ同時に倒れたのだ。

こうなって
ワタシはジブンのサバイバルの恐怖に
おののいた。

自分の足元がガタガタと
揺らぐ思い。

「旅の間に何かあったら
どーしよう!!」
の恐怖感。
旅の間に
もしも父の命にかかわるようなことが
あったら後悔しないのか?

そんな思いで
この旅をやめることも
検討したのだ。

そしてかなりの
重い決断と覚悟をしてこの旅に出たのだ。

それでもわたしには
この旅が必要、と感じたのである。

その感じは
やはり正解だった、
と今思う。

そして前述したが、
後から聞いたら
私のこのパスポートジケンを
聞いて
あの頃立てないはずのわが父は
立ち上がってしまった、という。

そしてその後
「アイタタタ!」のタイヘンな
ことになった、という。

生きるか 死ぬか。
父が、なのか
自分が、なのか

あるいはそんなシロクロ、でもなく。

わたしは生きたいからこそ
命をかけるようなコトを
してきたような、
そんな気もする。

で、そんな父に
何も買ってないことに気づいたワタシは
大急ぎでみやげ売り場に戻った次第。

なかなか適当なモノ、
すぐには目に入らず15分は歩きまわったか。

おお!
ついに。
コレではないかしら。

ランプ❣️
の形をしているが たぶん香立て。
この謎に満ちたデザイン。
とりあえず使い方不明。

凝ってるがこわれやすそう。
この値段が高いのか 安いのか
ゼンゼンわからない。

ということで
買うかどうか迷っていた。

その私の姿を
空港職員さんが
ジッと見ていたようで、

ランプから目を挙げると目があった。

で、その制服の男性職員さんは
「ばっ!」と
わたしの持っていた買い物カゴを
とりあげた❗️
(その20に続く)
その20

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