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次回独演ライヴ2023年12月3日(日)巣鴨に決定!

こんにちは。

フラメンコを唄う

レイコシミズサンギットです。

10月になりました。

まだかまだかと思っていた良い季節、秋が

ついにやってきましたね。


いかがお過ごしでしょうか。

わたしは先日10月1日に

ティアラこうとう 小ホールでの催しを無事に終えました。

この日はまだホール併設のカフェに「かき氷」がありました!

ギタリスト宮川明さん主催の地域の方々にも向けた
ギターソロ、カンテソロで構成されたフラメンココンサートでした。

世の中的には
このような構成の催しはほとんどなく、しかもホールでというのは滅多にありません。

それに声をかけていただいたのは、とてもうれしいことでした。

また私はそもそもフラメンコを習い始めたのは既に30年前ですが、江東区の深川江戸資料館を拠点に江東区の公共施設で活動していた先生にお世話になっていたので、

この場所で唄うことがてても感慨深くもありました。

その頃はカンテの教室というのは殆どなく、踊りの教室への入門でした。

20代のその頃を思い出すと楽しい思い出ばかりです。

フラメンコを初めて数年間は、見るもの聴くものすべて新鮮で

教室の先生やクラスの仲間とのつきあいはとても楽しく、

忙しかった会社員生活でのわたしの唯一潤いの場でもありました。

周囲の方々にとても良い時間を過ごさせてもらい、感謝しています。

当時も「フラメンコは楽しい」とともに「よくわからない」という気持ちは常にあったのですが・・・。

その「本当のところを知りたい」という気持ちを持つようになってからは

「なかなか辛い」とも感じるようになりました。

フラメンコをやることで人とも出来事とも、いろいろな出会いがあり

そこでいろんなことが起こり、そして別れもありました。

最近では嬉しい再会も多いのです。

いつぞやどこかで言った気がしますが

「フラメンコを続けていることが再会の約束」になる

そんな気が今またしています。

・・・・・・・

さてさて。今年中にもう一度、と言っていた

次回「独演ライヴ」の話です。

前回独演で木南利夫さんのギターのとある前奏を聴いていて。

いつも聴いているのが心地よく

それを聴きすぎると自分が唄うのを実は忘れてしまう、ことがあります。

先日その演奏になんだか「ここは詩を読むところ、ではないのか?」

という感じがしたので木南さんにお伝えしたところ。

やはりそう、なのでした!
・・・・・・・・・・・・

ですので、次回はこれを少し(たくさん?かまだわからない)

試みてみたいと思います。

それはいったいどういうことなのか?

皆さまにぜひご一緒に体験していただけたら!

と思います。

まだどんな形になるかわかりませんが、

すごーくわくわくしております。
・・・・・・・・・

次回はもう来年になってもいいかと思っていたのですが

この流れが来たので、やはり今年中にやります♡

ぜひぜひご予定いただけたら嬉しいです。
・・・・・・・・・

それではどうか素敵な秋を

楽しくお過ごしくださいますよう、お祈り申しあげます。

♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫

カンテフラメンコ独演ライヴ 

“唄声は内側の宝石への通り道 por 18”

日時: 12月3日(日)午後2時開演 

場所:  巣鴨駅近く レソノサウンド(前回7月同様)

⬇️詳細・お申し込み

https://www.resono-sound.com/

〒170-0002 東京都豊島区巣鴨1-3-3

※JR巣鴨駅から徒歩3分くらいです。

内容:フラメンコの唄と詩とギターとはなし

https://resast.jp/events/867484

入場料:3,000円(前日までのご予約)
   3,500円(当日のお申し込み)

カンテ:レイコシミズサンギット

ギター:木南利夫

♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫
・・・・・・・・・・・

以下は「六本木Piano bar IZUMIのフラメンコショー」

六本木Piano bar IZUMIのフラメンコショー。Jazzなどのステージもあります。

ベテランギタリスト、高橋秀男氏率いるクアドロフラメンコ。踊り、ギター、唄のショーです。

※ご予約レイコまで。または下記お店に直接お願い申し上げます。

六本木Piano bar IZUMI

106-0032 港区六本木3-14-9妹尾ビルB1

Tel:03-3408-4149

Web:http://izumi-jazz.com

Mail:izumi@izumi-jazz.com

🌼営業時間🌼

フラメンコの日))OPEN 》19:00 1st》19:30~ 2st》21:00~

閉店》24:00

◎10/28(土)   MC:5,000-(別途2order)
 出演者未定

◎11/11(土)   MC:5,000-(別途2order)
 出演者未定

2023.2.17 歌詞で感じるフラメンコ【ブレリア1/2】レイコ旅唄Flamenco⑨(スタンドfm)

フラメンコを唄うレイコ シミズサンギットです。

毎週金曜夜は「フラメンコラジオ🌹」

以下のスタンドfmで、アプリをいれずともすぐにお聴きいただけます。

2023.2.17

歌詞で感じるフラメンコ【ブレリア1/2】レイコ旅唄Flamenco

https://stand.fm/episodes/63ef9887faa60ced406a450e

毎週金曜「レイコ旅唄Flamenco」の放送では

1月27日からしばらく、歌詞を通じてフラメンコを語ります。

内容はフラメンコを通じたスペイン現地での楽しい経験や、曲の内容やメッセージ、それへの思い🌹

フラメンコにご興味ある方のみならず、フラメンコをこれまでご存知ない方にも。
レイコ の感じていることをお伝えしたい、と始めました。

語ってみて、改めて感じたのは
フラメンコの歌詞の奥深さ。

例えば「ひとつ目の歌詞」。
これは女性に対する束縛のうた、なのだろうか?
それとも愛情の深さ、を示しているのだろうか?

などなど。
想像、妄想が膨らみます。
表面的にはこう言っているが、本当に言いたいことは何だろう?

そう思わせられるのがフラメンコの唄かもしれない、と感じています。

************

本日はブレリア・デ・ベルナルダの前編

内容はこんな感じでした。

●ブレリアとは?

●希少な女性唄い手:

フェルナンダ、ベルナルダ・デ・ウトレーラ姉妹の紹介

●フラメンコではない音楽、唄をフラメンコ化するということ

09:00●ひとつ目の歌詞

Que lo que quiere de mi,

que lo que quiera de mi,  

hasta la agua que yo bebo te la 

tengo que pedir.

私に何を望むと言うの?

これ以上

私に何を望むと言うの?

私が水を飲むのさえ

あなたに聞かなければならない

と言うのに。

13:00●ふたつ目の歌詞

Que tú haces conmigo

 lo que tú haces conmigo 

y al ver gran poder

y buscando y te va a mandar castigo.

あなたが私にしたことを

偉大なる力が見ていたら

あなたに罰をお与えになるでしょう。

16:30●三つ目の歌詞(南米のBoleroから)

Ay tú tan alto y yo tan bajar

y acercarme a ti no puedo.

Ay tú tan rico y yo tan pobre

Ay rica soy el sentimiento.

あなたはとても高く 

わたしはとても低く

私はあなたに近づくことができない。

あなたはとても豊かで 

私はとても貧しい

ああ、でも

私の感じる心はとても豊かなの。

●フラメンコ伝統歌詞とほかの歌詞に感じる違いウトレーラの街紹介

●1920年代生まれのウトレーラ姉妹の女らしさ・優しさ

●旅のエピソード「ウトレーラのバス停で」

Andalucía

************

紹介する曲種や歌詞は

レイコの初製作CD

“Derramando mil flores”に基づいて紹介しています。

「ブレリア・デ・ベルナルダ」は3曲目に収録されています。

このCDをぜひお手に取っていただけたらうれしいです。

フラメンコ唄のCD: 

DERRAMANDO MIL FLORES

~唄声は内側の宝石への通り道~

Cantaora(唄い手): Reiko Shimizu Sangit

Guittarista(ギタリスト): Toshio Kinami

¥2,800-(+送料 ¥180-)

CDの詳細と販売ページ

https://reiko.link/shop/product/cante_flamenco_cd/

ご紹介映像⬇️

レイコ(Reiko Shimizu Sangit)のMalagueñas(マラゲーニャス):Cante Flamenco

場を創る※7月28日独演por16葉山

じぶんの企画で唄うと言うこと✨✨✨

じぶんがひとさまに
与えられることって何かあるんだろうか。
なーんにもない、かもしれない。

わたしはどうして唄いたいのだろう?
これはわたしのエゴなんじゃなかろうか??

人前で唄う。
踊りの伴唱でもなく
すべてソロを唄う。

それを自分自身に許可したのは
この数年だ。

厚く覆われた雲をはらう、
というかぶち破らせたのは
瞑想なのだ。

あの時イタリアであの師のワークが
きっかけで
それまで蓄積していた
自分へのこの問いかけがバクハツ💣
した❗️

唄うことそのものは
もう20年来やって来た。

でも
誰かに怒られるんじゃないか、
と恐れていた。

今だって怖くなる!

それは日本人のわたしが
現生ではそもそも無縁のフラメンコを唄うことに対する遠慮。
そこに生まれてそれで生きている人々へ対して湧いてくる罪悪感のようなもの。

やればやるほどホンモノのフラメンコ、と距離を感じる。
だから罪悪感の原因はそれ、
だと思っていたけれど
それだけじゃない、
と今つくづく思う🙄

なぜ
じぶん自身であることに
抵抗があるのかね?

じぶんの表現、として
選んだものをリスペクトしすぎて
それに押しつぶされるなら
そりゃ本末転倒だ。

この1年知り合った
グラナダのフラメンコの先人、
からの
「自分自身の声から学べ」

というメッセージがドーン!
と今響いている。

わたしはこの15年来
じぶん自身を救うために
瞑想とセラピーに出会い、
この数年はそれもシェアしている。

瞑想は
唄うことを入り口に出会ったし

瞑想は
自分自身になること
もしゴールがあるならば
そういうことかな、と思っていた。

唄うこと。
瞑想。
そのふたつが一緒になった、
とこのメッセージを聴いて
ハッとした。

唄う場、表現の場が
たくさんあれば
それはとても嬉しい。

お声がかかれば
ありがたく
飛んで行って唄っている。

しかし場を自分自身で創ること。
自分に120%ふさわしい環境を
用意すること。
それはとてもとても大事なのだ。

それは唄う以外にも
たっくさんの準備が必要で
それに圧倒されそうにもなる。

このような
小さな小さな催しでもそうなのだ。

わたしはわたし自身を
知ろう、としているだけ。

その姿を
ふさわしい場で
なるべくオープンに
しようとするだけ。

でもそれはあなたにも
何かが伝わるかもしれない。

あなたの内側にも何かが
響くかもしれない。

そう信じています😃😃😃

タイミングが合う方✨✨✨
ぜひ花火大会の日の
この小さなライヴ
にお越しくださいませ💓💓💓

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
Cante Flamenco独演ライヴ
「唄声は内側の宝石への通り道✨por16」〜葉山花火大会とともに〜

出演:
カンテ:レイコ シミズ サンギット
ギター: 山本 智英

✴︎日時: 7月28日 木曜
開場 : 午後2時40分
開始:午後3時

✴︎ご入場料:3500円

✴︎定員:10名さま。

✴︎場所: 神奈川県三浦郡葉山町 森戸海岸近くの個人スペース
(詳細はご参加の方にお知らせします)

✴︎葉山花火大会は
19時半から40分間の予定。
あわせてお楽しみくださいませ。
詳細情報は以下へ。

詳細・お申し込み⬇️
https://resast.jp/events/724296

2021年9月25日(土)六本木IZUMIフラメンコショーに出演🌹

暦の上では立秋を過ぎましたが

暑さは真っ盛りですね。

オリンピックも終わり今は緊急事態宣言中。

いかがお過ごしでしょうか。

コロナ対策をふまえた暮らしのなか、夏休みを迎えられている方も多いのではないかと思います。

今は生のライヴをお届けできる機会は少ないですが、この日は感染対策に気をつけながら、お客様の目の前で唄える喜びと感謝の日としたいです。

六本木IZUMIでのフラメンコショー、

9月26日土曜の予定です。

心躍る楽しい時間。

生の音を木の温もりに包まれた

素敵な小空間でゆったりと。

今そんな時間もまた大切だと思っています。

楽しいフラメンコ、

この日はJAZZのステージとともにお届け致します。

はやめのお時間のショーです。

ゆったり木のぬくもり溢れグランドピアノのある素敵な空間でソファにお寛ぎいただきながら

フラメンコをたっぷりお楽しみいただけます。

レイコは踊りの伴唱、そしてフラメンコの中でもポピュラーな

ジプシーキングスの歌などをここでは唄っています。

フラメンコリーダー、ギタリスト高橋秀男氏の味わい深い演奏とトーク、

そしていつも私達フラメンコチームをしっかり支えてくれるそのギターの年輪をしみじみと感じながら

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その時その時一期一会のフラメンコ

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初めて会ったメンバーとも

さほどの打ち合わせもなく

さて今日はどうなるのかという世界

ほんとうに今この瞬間そこをともに居る

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その感覚がどれだけ貴重かと思います。

それが生きてる、って感じです。

どうぞお気軽にお越しくださいませ。

ご予約は「お問い合わせ」より受付しております。

また直接IZUMIへのご連絡でも大丈夫です。

どうぞ宜しくお願い致します。

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9月25日(土)  
Jazz & フラメンコ MC:5,000-(別途2order)
 高橋秀男(g) 未定(baile) レイコシミズサンギット(cante)
jazzメンバー未定
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※お酒の提供は無しでの営業予定です。ご理解の程よろしくお願い致します。

【営業時間】 Open 【16:30】

 1ステージ【17:00~17:50】

 2ステージ 【18:20~19:10】 

Close 【20:00】

六本木IZUMI(イズミ)

http://izumi-jazz.com/index.html

港区六本木3-14-9妹尾ビルB1

Tel:03-3408-4149

※店内アクリル板設置、細かく除菌、加湿器、換気、入口に検温器、消毒液を置いてあります。

どうぞお使いくださいませ。

ご来店の際是非マスク着用をよろしくお願いいたします。

万全の態勢で、お客様をお迎えしたいと思います。皆様のお越しをお待しております。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

初のCD制作ミックス段階。私の耳を形成したのは一体誰だった?🌹

いま結構きぃ狂いそうである😳

初のCD録音初日から1年、が立つ。
あの頃、まだコロナ騒ぎにはなっていなかった。
その影響で、だいぶ時間がかかることになったが、
しかし思えば「コロナ」より、パルマの録音方法を検討していた時間が長い。

パルマ、とはフラメンコにおけるリズムをとるための手拍子で、何より重要な楽器である。
で、それについてはまた別に書こうと思う。


今これまでまったく
気づかなかったことを知る、という体験は

CDの音ミックス、からである。

ミックスと言えば、複数のマイクに収録されたものを混ぜる。
単にそのさじ加減だろう、なんて想像していたのだが、
そのarte たるもの。
そのさじ加減、これこそが芸術、を創り出しているのかもしれない。

これまで自分が聴いてきたFlamencoの音は、
誰がクリエイトしたものだったのだろうか❓❓❓

いきなり問いかけたくなったのだ。

わたしが聴いてきたあのレコード、
このレコード、そして山のように集めたCD。

20代の頃、バブル花盛り。
会社帰りに月5万ほどCDを買っていた時期がある。

それまでカンテ フラメンコ(フラメンコの唄です)のCDは、

ある場所にしかない、専門店を尋ねないとなかなか手に入りにくかった。

92年、カマロン・デ・ラ ・イスラが亡くなった年、

それが突然、銀座山野楽器に並び始めたのだ。
あれは自分にとってとてもおおきなことだった。

そしてCDの音や、当時大流行りのモデルノ(現代的なフラメンコ)より、古い純粋なものを求めてレコードを探し歩くようになるまで10年。

その頃には、一時は残業100時間以上していた会社も辞め、バブルはとうに終わり、ついでに離婚もしたばかりだった。

モノにもよるが、レコードの音。

この暖かみや臨場感。

これぞきっと本物のフラメンコに近いのだろう。

そう思った。

何人もの唄い手やギタリストが共に集い、飲みながら唄う、弾くといったフィエスタのような録音がある。

誰かが唄っている右の向こう側から、その唄に触発されたまた誰かがアイ アイィイ〜と唄い、いや印象としては唸りはじめる。

その「右端、こちら手前から」

「堪え切れずに」

ということまで伝わるのがレコードだ、と思った。

実際、同じ録音のCD復刻版を聴いたら

右手前から、とわからないし、

この人が「堪え切れず」に唄いはじめたとは感じなかった。

そんなわけでレコード信奉者になり、それはいまだに続いてもいる。

いや、しかし。
なんと言ってもこれまで大きく影響を受けて来たのは
生、でFlamencoを聴く機会だ。

これについてはまた別の時に書こうと思う。

ざっくり言えば、

日本に居る時には、貴重な来日アルティスタが唄うのに接する機会。

フラメンコの現地、スペインには数年に1回、1か月ほど滞在する機会もこれまで持って来た。
そんな時でも、今日はよい唄を聴いた💓💓💓
って経験が毎日、なんてあるわけじゃない。

それを補うのが録音されたもの、かもしれない。
よくよく思えば
これまでの人生、フラメンコに接してきた総時間は
生より録音を聴いた時間の方が
圧倒的に長いのだ。

いったいこれまでわたしを
教育してたのは
誰だったのか?

CDのミックス、という段階に来て
初めて知ったこと。

このむかしのレコードで
唄ってる人はもちろん、
演奏してる
ギタリストの○○氏や△△氏ではなかったのかね?

ミキサーや音響の人が
こんなにも 
自分のフラメンコ耳の形成に
影響していたなんて。

お釈迦さまでも
気がつきまいよ。

いま、そんな気分です。

カンテフラメンコ レコーディングライヴ映像 https://youtu.be/7ybbmfAZ57I

グラナダ エンリケおじさんの洞窟 その4

グラナダはサクロモンテの丘でのオジサンとの出会い、続きです✨✨✨


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初めて奥まで入った洞窟の中。

オモテから見える岩肌がそうであるように
中も一面白く塗られている。
天井も壁も。

そこに金色に光る台所道具。
オタマとか大きなフォークとかナイフとか。
が天井から円形にうわーとたくさんぶら下がっている。
使うためというよりこれらは飾り、だ。

まあこの光景は写真とかで見ていたイメージと同じだから驚かない。

しかし。
洞窟というからには奥行きがある。

かつてそこに住もう、とした人達が洞窟を自ら掘り進めたと聞いている。
今ここに居るヒターノ(スペインのジプシー)が掘り進めたのかもしれないし

さらにそれ以前に居たモーロ人(アフリカ大陸を経由して入ってきたイスラムの人)が
掘って住んでいた後にヒターノがやってきて住み着いた、とも聞く。

インドを起源とすると言われる
ヒターノがやってきたのは500年前の話だ。


そう、スペインはイスラムの支配下にあった時代が約800年間ある。
その後キリスト教が再征服、レコンキスタ。
1492年
スペインの歴史でよく聞く年号。
最後に陥落したイスラムの地がここグラナダなのだ。
同じ年にコロンブスがアメリカ大陸を
発見したらしい。


サクロモンテの向こうに見える
アルハンブラ宮殿は
イスラムの栄華とあまりに美しく
繊細で高度な文化の象徴。

誰であれ 訪れた人をタイムスリップさせ
昔ここに居た、
と感じさせられるような
遠く旅して来た、という思いだけでなく
時間旅行にも誘われるような
魔力に満ちた魅力。

わたしももちろんのこと
言葉にならないほど魅了された場所だ。

その頃のモーロ人も住んでいた
かもしれない今いるこの洞窟。

少し奥に進むとひんやり、とする。
外は暑いのに
洞窟内部は涼しいのだ。

そしてある一歩先から
急に「ここは別世界」となる。

居るところ
が外の人とは完全に違う、
という感じ。

閉鎖的でこわい、というのではない。
外の様子がちゃんと見えるのだから。

そこでオジサンと
椅子をむかえ合わせにして座る。

オジサンがパルマを打ち始める。
それをひたすらマネする。

同じようにやっているようで
違うらしい。

何度も何度も
同じところを注意される。

このスタイルも
その後のフラメンコ修行での
基本スタイルの事始めだった。

一見容易そうな部分こそ
マネ出来てない。
センティードが違う(感じ方が違う、という感じかな)という事象もこの時が最初。

これはーっ。むむむむむ!

いつもそういう気分で
その「別世界」の椅子に座ってレッスン
してもらってた。

遠目に時々
外を通る人がチラチラ見える。

熱中して疲れた。
オジサンは「少し休もう」という。

オジサンもわたしへの
「違う違う!」の連呼でかなり疲れたろう。

オジサンは奥ではなく、横穴という不思議な窪みで
お湯を沸かし、お茶入れてくれた。

それを飲みながら
その時はもう何回目かのレッスンなのに
まるで初めて見たように

目の前の白壁にかかっていた
金の額縁の巨大なすごいGUAPO、
つまり超イケメンの踊り手の
時代がかった肖像画のような写真を見た。

ここのマリア ラ カナステーラ一族の
ご先祖様のどなたかだろうか?

そんな気持ちで
「この写真のヒトは誰ですか」
と聞いた。

「わからないの?」
とオジサン。

「わかるわけないでしょう!」
なんてスペイン語はまだわからなかった
わたしはただ「ノー!」

オジサンは
「では教えてしんぜよう!」
という調子でひと呼吸置き。

「オレだよ。」

「!!!!😳😳😳!」

わたしは
椅子からひっくりかえらんばかりに
素っ頓狂な声をあげた!
洞窟だから響く響く!!

続きはまた次回に🤗

※写真は「マリア ラ カナステーラ一座」。つまりエンリケおじさんの洞窟、右手ふたり目が若き日のエンリケ カナステーロ(エンリケおじさん)



グラナダ エンリケおじさんの洞窟 その5) に続きます

※最初のハナシはコチラ⇒ グラナダ エンリケおじさんの洞窟 その1

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※最新話は以下[レイコ旅唄F lamenco]メルマガにて連載中。

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2020年4月11日「フラメンコのギターと唄」ティアラこうとう✨実施です。

隣りの中学で青空卒業式をやってる
なかなか素敵だ✨

よい天気の中これから
ギターあわせ😃

コンサートやライヴが諸々中止になるなか
こちら
ティアラ江東小ホールのコンサートは
予定通り行いますよ💓

Flamencoのギターと唄
響きのよいホールで生音をお楽しみくださいませ。
ゆったりとしたスペースでお座りいただけます。

チケットはレイコまでご連絡ください。

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フラメンコギター&フラメンコの唄

■日程​
2020年4月11日(土)​
13時30分開場 14時開演​

■場所​
ティアラこうとう・小ホール​

■入場料​
前売券:1500円(全席自由) 
当日券:2000円​

■出演者​
ギター:宮川明​
唄:レイコ・シミズ・サンギート​

■予定演目​
ブレリア、ルンバ・フラメンカ 他​


■チケット購入方法→ レイコまで。

(1)チケットオンライン、
(2)カンフェティチケットセンターにて予約、セブンイレブンで代金の支払い、チケットの発券もできます。​

(1)オンラインで購入される場合は、以下から。​
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=54269&​

(2)電話で予約して、セブンイレブンで代金を支払い、チケットを受け取る場合は、書くものを用意して、こちらへご連絡ください。​
↓   ↓   ↓   ↓   ↓​
・カンフェティチケットセンター​
?フリーダイヤル:0120-240-540​
営業時間:平日10時~18時(土曜・日曜・祝日は休み)

初CDレコーディングスタート✨

フラメンコを唄うレイコシミズサンギートです。

立春過ぎてきりりと寒くなりましたね。

いかがおすごしでしょうか。

私は先週、人生初のレコーディングが

始まりました。

この写真の頃、独演ライヴを始めた3年前には考えもつかぬことでした。

録音数日前。

録音費用の一部を用意した!

って時点でホッとしてもうすっかり

CDが出来あがった気になったのも束の間。

前日はコーフンして眠れず。

録音後の夜もコーフンして眠れず。

テイクした自分の音を聴いて眠れず・・・。

 これは自分にとって

今まで知らなかった世界に

足を踏み入れた、

という驚きの経験をしています。

CDをつくる、とひと言で言っても

世の中にはいろんなやり方があるのだと思います。

 わたしはフラメンコのことしかよく知らず

広い世界をよく知らなかったなぁ、

とつくづく感じたり。

 せまかろうが広かろうが

自分自身のことをよくわかってなかった、

のかもしれません。

いやあ。

よい機材で経験豊富な専門の方に

録音してもらう、というのはスゴイ!

 なんと可能性が広がることでしょうか。

 そしてわたしにとっては一番安心出来る場所で、ゆったりとサポートされた環境で

それが実現したのはなんと恵まれているのでしょうか。

 目の前に今出来得るベストな態勢が

体現したと思っています。

生きててヨカッタ!

いま決断してヨカッタ!!

ほんとそう思います。

またいくら態勢が整っていても

自分が充分に

唄えなければはなしにならない〜。

 そう思っていたけれど。

もっともっと、と言えばキリがないけれど。

今もうCDをつくってもよい状態だったんだ、

と自覚しました。

それは色々唄ってきたなかでも

カンテソロの独演ライヴ、13回の

回を重ねさせていただいたことが最も大きいのです。

 これまで

わざわざお運びいただいた皆さまに

わたしはここまで育てられたのだ、

とよくわかりました。

 そう思うと泣けます。

 心から感謝しています。

そしてどうかこれからも、

何卒よろしくお願い申し上げます。

次回、2回目CDの録音は4月か5月頃を予定しています。

その前に、独演ライヴpor14 をやらせていただくつもりです。

またお知らせいたしますね。

さて、以下は近々のフラメンコ出演予定です。

どうぞお気軽にお越しくださいませ。

ご予約、お問い合わせ、このメールにご返信で受けつけております。

 まだまだ寒いです、

コロナウィルスでご不安が煽られる方も

いらっしゃるかもしれませんね。

  暖かくしてどうかお元気でご活躍くださいね。

 皆さまのハートに

唄が届きますよう、日々精進してまいります。

 それではまた✨

✳︎✳︎✳︎2月〜出演予定✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

○2020年2月29日土曜19時〜

木更津市 

カフェ&スタジオ  スマイル

「フラメンコライヴ2020」

バイレ、ギターソロ、カンテソロ

をお楽しみいただけます。

フード&1ドリンク付  4,500円

※場所詳細お問い合わせください。

○2020年3月28日(土)20時〜

六本木ピアノバーIZUMI

「フラメンコショー」

http://izumi-jazz.com/schedule.html

○4月11日(土)午後2時〜

ティアラこうとう小ホール

「フラメンコのギター・フラメンコの唄(仮題)」

以上。

2020年4月〜Flamenco出演情報

レイコ シミズ サンギート出演情報お知らせ

●2020年3月25日(土)  及び

 2020年4月18日(土) ⇒ 臨時休業

六本木IZUMI 

http://izumi-jazz.com/index.html

のFlamencoショーに出演。

・ギタリスト: 高橋秀男

・踊り手:針谷美慧

・カンテ:レイコシミズサンギート

 営業時間:19:00~26:00

 フラメンコの日:20:00~21:00/22:00~23:00(2stage) 

 MC:5,000円+ドリンク

 サービス料:10% 消費税:8%

※IZUMIは毎夜Jazzを中心としたアーティストによるライヴが開催される六本木の店。

jazzとフラメンコのショーを交互に

2stage、と豪華にお届け致します。

グランドピアノに木のぬくもりを感じる

隠れ家的小空間。

ここでのフラメンコショーは

ギタリスト高橋秀男氏のもと

Flamenco踊りの伴唱、

あるいはフラメンコの中でもジプシーキングスの曲など皆さまに親しみやすい曲を

お届けできる珍しい機会です。

●4月11日土曜

「フラメンコギターとフラメンコの唄」⇒ 中止

 

Flamencoのギターと唄

響きのよいホールで生音をお楽しみくださいませ。

ゆったりとしたスペースでお座りいただけます。

チケットはレイコまでご連絡ください。

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フラメンコギター&フラメンコの唄

■日程​

2020年4月11日(土)​

13時30分開場 14時開演​

■場所​

ティアラこうとう・小ホール​

■入場料​

前売券:1500円(全席自由) 

当日券:2000円​

■出演者​

ギター:宮川明​

唄:レイコ・シミズ・サンギート​

■予定演目​

ブレリア、ルンバ・フラメンカ 他​

■チケット購入方法→ レイコまで。

(1)チケットオンライン、

(2)カンフェティチケットセンターにて予約、セブンイレブンで代金の支払い、チケットの発券もできます。​

(1)オンラインで購入される場合は、以下から。​

https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=54269&​

(2)電話で予約して、セブンイレブンで代金を支払い、チケットを受け取る場合は、書くものを用意して、こちらへご連絡ください。​

↓   ↓   ↓   ↓   ↓​

・カンフェティチケットセンター​

?フリーダイヤル:0120-240-540​

営業時間:平日10時~18時(土曜・日曜・祝日は休み)

Cante Flamenco独演ライヴpor13✨決定 12月14日土曜

こんにちは。

季節は巡りもう11月ですね。

いかがおすごしでしょうか。

10月は台風やら即位礼正殿の儀やら

色々ありましたね。

台風や大雨で被害を受けた方もいらっしゃるかと思います。

心からお見舞い申し上げます。

色々あって

それまでの空気が何度も塗り替えらたような気がしています。

心新たに

また独演ライヴの機会を持つことに致しました。

自分がこの世でやりたいことをやる。

だからと言って、誰かが何かを受け取ってくれることを期待して唄うは何か違うな〜、

という思いがありました。

誰の目の前でも 

ただ自分自身でいる。

わたしにとって唄うとはただそれ。

自分に居れば居るほど

それは宇宙も⁈心地よくあるらしい、

ということを

これまでのライヴの機会、いらしてくださった方々の存在が気づかせてくれました。

すると何かを感じてくださる方があり、そこに循環が起こるようだ、と知って本当に嬉しいです。

大切に感じている場で唄う

また何かが生まれる気がする

そこに起こる波がある

それを信じて前に進みます。

よかったらぜひお越しくださいませ✨

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●Cante Flamenco 独演ライヴ

唄声は内側の宝石への通り道✨por13✨

日時と場所: 2019年12月14日(土)

午後3時40分開場 4時開演

ギャラリー ゆうど(目白駅徒歩7分)

http://blog.yu-do.noor.jp/

出演:

カンテ(唄)*レイコシミズサンギート

ギター*木南利夫

チャージ:

当日3,000円

前日までのご予約 2,500円

定員: 30名さま

ご予約・お問い合わせ:

レイコまで

「お問い合わせ」から、もしくは

reiko.s.agua♡t.vodafone.ne.jpまで。
(♡を@に変えてくださいませ)

※小空間でのお席の都合上、どうぞご予約お願い申し上げます。

「ゆうど」場所:

目白駅改札(ひとつです)を出て目の前の目白通りを左手に進み 4つ目の信号(下落合3丁目の信号)を右折。

5歩あるいて左折(美容室モードの裏道入る)、右手3軒目の古民家です。

住所: 新宿区下落合3-20-21

☎︎03(5996)6151(当日のみ)

「ゆうど」について:

目白駅近くの今も井戸の湧く古民家アートギャラリー。

「こんなところがあるなんて!」

と昨年感動の出会い。

都会の中になんとも落ち着く素敵な空間なのです。

飲食店ではなく、飲食オーダーはありません。

井戸水で淹れたお茶を用意するつもりです😃。