「ふたつの愛の岸辺」。
それはなんだろうか?
それは
このじぶん、とはいったいなんだろうか?
という問いかけとほぼ同じだ。
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愛、慈愛、優しさ、勇気、受容性、繊細さ、忍耐、自由、喜び・・・
表現するなら例えばこう言った言葉になる。本質はほかにもたくさんある。
わたし達を生かしている資源、本質はたくさんある。
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それらはそれぞれ
両岸のどちらかに帰属する。
同じ本質がふたつの岸辺
どちらにも流れていることもある。
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そのふたつの岸辺、
とは
「インナーマン(内なる男性)」と
「インナーウーマン(内なる女性)」なのだ。
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この両者のエネルギーの流れが
ある限り
私達は生きている。
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どちらかが死ねば死ぬ。
生きていることは
ふたりのダンス、なのだ。
どちらかが仕事をし
あるいはふたりで同じ仕事をし
別の分野を受け持つ。
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どちらかは唄うことが好きで
どちらかは唄を聴いていることが好きである。
どちらかは
年中旅をし、冒険することが大好きで
どちらかは家で瞑想することが好きだ。
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そんな風にふたりの性質は
違うことが多い。
いつもふたりの関係が
上手く行っているとも限らない。
どちらもじぶんでありながら
お互いをよく理解しているとも限らない。
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朝出かけるときには
「いってらっしゃい」の一言を
相手が強烈なまでに欲していた、
なんて知らなかったりする。
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だから大なり小なり
ふたりの間には色々なことが起こる。
まるであなたと
あなたのパートナーの間に
いろんなことが起こるように。
いや、
実は順序は逆だ。
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あなたの
インナーマンとインナーウーマンの間柄が外側に現れるのだから。
必ずパートナーとの関係に
現れるわけでもない。
相手は親かもしれない。
子供かもしれない。
あるいはあなたが散々苦労している
職場の上司との関係かもしれない。
(4 に続く)