2024.8.16金曜
アルハンブラ物語17 「遺品と家系」レイコ 旅唄Flamenco73
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ワシントン・アーヴィングさんが
アルハンブラ宮殿でなぜか同居することになった、老騎士然としたグラナダ市内からやってきた伯爵とその家族。
彼らのおかげで生活が一変したアーヴィングさんは、グラナダ征戦時の貴重な遺品があるというグラナダ市内のその老騎士の伯爵邸を訪ねた。
どうやらその古い家柄は想像以上に由緒ただしく、1492年グラナダ落城の際の開城交渉に赴いた騎士団の直系と知る。
その上、モーロの公家とも縁戚関係にもある。
価値の高い大将軍の刀剣やアラビア銃を見つけたが、アーヴィングさんが期待した「14世紀頃のモーロ人の騎士の武者姿」の衣装は見つからなかった。
これはレイコ自身がすごく興味を持っていて、来月9月にグラナダに行ったら、どこかの博物館あたりで見れるのではないか、と期待しているテーマなのだ。
それは当時の「モーロ系スペイン人」の間にうたわれ、いまに残るロマンセ(物語詩)の、信じがたいまでの華麗な騎士の絵姿である。
武器でありながら新月刀やそれを納める鞘は、美しく繊細で煌びやかな装飾が施されているらしい。
どんなものかぜひ、見てみたい。