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イタリアで見た過去生と直後の事件ーローマパスポート盗難 その16

今書きながら
コレは 楽しい体験
貴重な体験
だったんだなあ

と改めて気づく。

そんな体験を記録しておきたかった
からブログを始めたようなものだ。

しかしこんな思いは
2度としたくない!
もう充分堪能しましたあ❣️

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
さあ帰国をかけた決戦の朝だ。

当然今日の便で帰れるつもりで
荷物のパッキングを済ませ〜
その大荷物はホテルに置いたまま

ハンドバックがないままの私は
お買い物用布バックひとつで
日本大使館へ徒歩でGo!

門前到着9時17分。
「開館の9時半まで待ってね」
という昨日の守衛さんの
言いつけを守り

13分間
例の素敵な鉄格子の門を
握りしめ 中を覗きながら待った。

この間 横の扉から入場した
職員らしきヒト 13人。
うち半数が日本人のようだった。

ふ〜ん。
そういう割合の職場人員構成なのかしら〜
と眺めているうちに
ジャスト9時半になり
守衛さんがガラガラ、と門を開けてくれたんだったと思う。

それから守衛室に入り
入館記録に名前、国籍ほか
必要事項を記入する。
日本語にイタリア語が併記された書類だ。

これを守衛に提出し
空港にあるような機械で荷物検査。
人間も身体検査ブースみたいのを通過して
外側から内側へ。
入り口と出口が反対側なのである。

「緑のボタンを押してくださぁあい。」
という中に居た
もうひとりのイタリア人守衛さんの
日本語発音がおもしろく
あたたかく
この非常時にココロ和ませててくれる。

内側に来て椅子で待つようにとのこと。
あ、ここにお手洗い あった!
行っておこう。

バル、とかでそうであるようのように
声をかけてカギを借りて
使用するスタイルだ。
へえ。

次に来てた日本人のおねえさんは
お手洗いの借り方も心得ていて
ローマに長く居る風だった。

そんなことをしていて
5分以上経過するものの
めでたく入館。

守衛室から素敵な石づくりの洋館まで
少し距離があり
緊張感が高まる。

入り口を入ると〜一番のり。
また警察本部⁉︎とかが
そうであったように
透明ガラスにボツボツと穴の開いた
丸窓つきの窓口がふたつ。

すぐに「土日に緊急連絡先に電話したレイコです、今日3時過ぎの便で帰国したい!」
と告げる。

窓口のいかにも仕事の出来そうな
おねえさんの職員が
「わかりました」
と冷静迅速な口調で対応。

「こちらの5種類(だったと思う)の書類に
必要事項を記入してください」

「机に記入例があるので
『その通りに』『間違えないように』」

むむむ。
最もわたしの不得意とするところだ。
この指示にまた緊張感を高めながら
席に着く。
着席時9時40分すぎ。

わたしが今申請しようとしているのは
「パスポートの再発行」ではなく
「帰国のための渡航書」
という1回限り、指定便のみ有効のもの。
(そうでないと即日発行はムリ)

そのためには
「なぜパスポートでなく、
1回限りの渡航書で
直ぐに帰国する必要があるか、の理由」を
記述式で記入、
大使の許可を
もらう書類、とか。

『本来ならパスポートを再発行
すべきところ、
業務の都合で至急帰国せねばならず云々』
的な例文だったと思う。

またモチロン
盗難届を出したときのように
どこでどのような盗難にあったか、を
記述する書類、とか

また何より
戸籍謄本が提出出来ない理由、
それに変わってどのような書類を出すか
また日本に帰ってから
それを必ず取得して
日本大使館に送付する
という誓約書、とかである。

いわゆるマル、バツ記入で済むような書類
ではないので記入には
結構な時間がかかる。

記入机の隣りに 先ほどの
いかにもローマに住んでいそうな
おねえさんがやってくる。

やはり 数年ローマに住んでいて
パスポートが切れるために
更新に来たそうだ。

彼女に細々した記入方法を
いくつか聞きながら進めた。
ありがたい。

なにせ 間違えると
最初からやり直し!
になるらしい。

おねえさんも
わたしに聞きたい、と言う。

この状況で
このヒトにわからなくて
わたしにわかること
なさそうな気がするなあ、
と思ってたんで少々驚く。

おねえさんは
「すみません。
今年は平成27年デスカ?」と。

なるほど!
それなら聞きたい気持ちはわかる。

ここでいつもなら
「はい!」
と即答できるはずが

どうもわたしも
自信が無くなってしまったのである。
今がいつやらわからない、
が正直な感覚。

「だと思うんですが〜。
そこに新聞があったから
見てみますね、わたしも必要だし」

と、ロビーに常設してるらしき
1週間遅れ1週間分の
毎日新聞で確認する始末。

どうやらほんとに
平成27年、でホッとした。

そんなこんなで
ずっと
ストップウオッチが
傍らで音を立てているようなキブンのまま
記入を修了!

窓口提出10時10分!!

ここで職員から重大情報。

「戸籍謄本がFaxで届いていますよ。」
と。

取りに行ってくれたのだ!
弟が役所に!!
そして送ってくれたのだ!
たぶん 義理の妹が。

あぁ もう言葉にならない。
この感謝の気持ちが。

職員が
「これから渡航書を発行します。
最低2時間はかかります。」

なるほど。
記入に30分、発行に2時間が
最低必要時間なわけだ。
あと2時間立つと12時10分。

予定搭乗便
ほぼ出発3時間前だ。

「このままここでお待ちになっても
出直されても構いません。
どうなさいますか。」
と丁寧に聞いてくれた。

わたしはホテルに戻って
荷物を取ってくる旨
そしてその足で
空港に向かう旨、告げた。

すると職員さんは
「タクシーを呼びますか。」
とまた丁寧に。

「今は必要ないです。
次に空港に向かう時には
お願いします!」

と答え、ここは徒歩で
ホテルに戻ることにする。

あぁ、ここまでよくやった!
と自分を褒めつつ
先ほどの守衛室の前を
通り 外へ。

さあて!
ローマでの自由時間は
ホテル往復時間をマイナスすると
あと1時間弱だあ❣️

(その17 に続く)
その17

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イタリアで見た過去生と直後の事件ーローマパスポート盗難 その15


✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
夕飯までひと眠りの前に。

念のため〜
で開けたPC。
すっかり今日の仕事は
終わった、かと思いきや

こんな時に限って!!
みたいなコトが
日本で起きてた。

この旅で日本を
1ヶ月ばかり
離れていたわたしは
お仕事など
この時まったくないはずが

急ぎの事務対応が今ただ今!
必要な事態になっていた。

ちょっとしたトラブルなのだけども
昨日、まさしく
ここローマで盗難にあった
時間帯にそれは起こったらしい。

これも
シンクロニシティ、って言うヤツか?

まあPCでのやり取り
1時間以内で無事、済んだのだ。
それで済んだ事に感謝したい。

はぁあああ。
ベッドに横たわって溜め息をつく。

それにしても。
行動に疲れ
こうして静かにしていると

なんかハナシが出来過ぎだ、
と感じるのだ。

ホテルや警察や
道ゆく街の人達に
いろんなこと聞いて
いろんな親切を受けて

ここまで
まるでゲームのように⁉︎
歩みを進めてきた。

イチバンのショックは
日本大使館 緊急連絡先のしょっぱな
電話対応で

ここローマ、イタリアの対応は
すべて親切 優しい
そして一旦始まりさえすればスムーズ。

であることに
感激していたのだけれど。

なんだか
これって芝居、みたいではないか?
ローマ劇場??

イタリアの経済
は限りなくわるい、
と聞いている。

電車内の様子、街の様子、
荒れた感じのところは荒れている。
わたしの体感では
Flamencoの地
スペイン、アンダルシアより
わるい。

街を歩けば
「ゼネラルストライキ◯月◯日決行!」
の予告貼り紙とか。

駅周辺や車中には
物乞いやモチロン、ドロボー。

ローマの
ドロボー、警察、ホテル。

もしかして
もしかして皆・・・

ぐる! なんぢゃないのぉおお?

観光客が
ローマにお金を
落とすための
芝居をうってるんじゃないのおお??

という想像がぐるぐる。
ながらも寝落ちした。

はっ!
と気づくと
すぐ夕飯に出かけないと
食いはぐれてしまいそうな時間。

目星をつけていた
レストランへ駆けこむ。
あやうくセーフ。

お味のほどは〜

う〜ん!
最後の晩餐にして今ひとつな感じ。
まあ白いテーブルクロスの上で
ワインから🍷始めて
デザートまでいただく。

それをこの状況で
ひとり完遂したのだから
よし!としようではないか。

この夕飯の席で
初めて隣りの隣りのテーブルに来た
日本人のご夫婦に
話しかけられた。

サガプリヤのエネルギーワークの
グループメンバー以外で、
初めての日本人との会話をここで少々。

さあ、明日は帰国をかけた決戦だ!

(その16 に続く)
その16

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イタリアで見た過去生と直後の事件ーローマパスポート盗難 その14

☆☆☆☆☆
さあ、めでたく
パスポート用写真を撮ったゾ。

後は日本大使館の場所だ。

この時は
テルミニからホテルに戻らなかった、
気がする(キオク曖昧)。

戻ったら寝てしまう、
という気がした気がする。

で、ローママップを見ると
在ローマ 日本大使館は
ホテルから歩いて30分強ほどだろう場所。
見つけるのにむずかしくなさそう。

しかしながら
明日は帰国決戦日!
朝初めて探す、
のはやめておこう。
今歩いてみよう。

その通りはすぐ見つかった。
目抜き通り、ではない。
そういうのに平行した
少しそれより細い道。

へえ、こういう通りに
日本大使館があるのかあ。

この時思い浮かべてたのは
大きなビルの何階かにあるのかなあ、
なんて思ってた。
盗難届をゲットした警察の建物のような。

住所のあたりに小さめのビル、
あれどもどうも違う。

そのうちこの通り沿いに出てきた
あらまあ✨
レイコ好みの素敵なお屋敷
瀟洒でクラシカルな洋館✨✨

3階建てかしら。
ビルとは違って
小ぶりでまとまりがあって
上品な😍

え!
ココが日本大使館⁈

なんて素敵なの!😍😍😍
ローマに住むならぜひ
ココで働きたいわ!!

なんて勝手ながら 思ったのですわ💕

モチロン日曜のこの日はお休み。

鉄格子、と言ってもこれもあくまで
瀟洒な感じの扉、
中がよく見える開放的な空間。
建物の入り口までは結構な距離。
ゆったりスペース。

お屋敷左手の
警備員小屋のような建物から
キチッとした制服姿
高身長のイタリア人(たぶん)
の警備員さんが出てきた。

瀟洒な鉄格子につかまって
中を覗きこむわたしに

「きょうは閉館ですよ」
と優しく かつ紳士的に
話しかける警備員さん。

なんか、
ノーブルな感じだわ!
さっきの警察とはかなり違う雰囲気だわ!!
と喜ぶわたし。

「ハイ、知ってマス。
パスポートをなくし、
しかし明日の便で帰りたいのです。」

と、聞かれてもないのに
また事情を説明するわたし。

「ふんふん。
ではまた明日の朝
来るんだね。」

「はあい。また明日✨」

この会話に気をよくして
また 少しるるん、
というキブンになり
ホテルへの帰路へ。

何せこれで
今日の仕事が ほぼ終わったのだ。

明日大使館に持っていく
モノは揃えたのだ。

カンジンの戸籍謄本を
除いては。
あぁ弟が、奇跡的に取りに行けて
大使館に送ってくれたらぁあ〜っ。

もうこれは考えても仕方がない。

きょうは
後、ひとりでどんな
ローマ最後の晩餐するか
だけ考えればよいだろ。

道すがら
ステキなレストランを
物色しながら 戻る。

あとで ココに食べに来ようかな〜
という候補が複数出来た。

どんなときだって
美味しいモノを食べること
考えるのは楽しい✨

・・・
ホテルに戻った。

そうだ、
帰国便のリコンファーム、
でなくて
事前のPCからのチェックイン。
搭乗24時間前から出来る。

行きはした。
早めにすれば希望の座席が確保される、
可能性が高い。

今回はどーする?
チェックインしてしまえば
もう便の変更は出来ない。
(そうでなくとも変更出来ないチケットだけど)
もし明日の大使館で手続き間に合わなかったら?
どーなる??

もー考えるのも
メンドーになり、
やらないことにした。

他にやることあったか?
ないと思うケド 念のため
ベッドに倒れる前に
PCを開けて見よう。

えっ。

まだあったみたい!

(その15 に続く)

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その15

イタリアで見た過去生と直後の事件ーローマパスポート盗難 その13

☆☆☆☆☆
スピード写真の機械から
つるりと下方へ出てきた写真。

疲れ果てたわが顔を
じぃっと見るなり。
あ あ あ。

そこへ
「使えマスカア?」と、次の方。

じっとプリントされた写真に
見入っていたわたしをみて
機械は正常に動いているのか、
と聞いてきたわけだ。

「はい、大丈夫ですよお!」
大丈夫でないのは
このわたしの顔で
機械は正常作動してますよお。

ってことで 再度撮ろうとも思ったが、
なかなかこのスピード写真機は
混んでいるのである。

次も待ってるし
わたしも先ほど ふたり待ってから
撮影したのだよ。

このベールを被って彫りの深い
イスラム系美人のこの次の方も、
パスポート用の撮影だそうだ。
わたしに喋りかけた言葉はスペイン語
だった。
ナニジン?お国は??

はああ。
どれだけそういう人多いのかね。

ここはすぐに
次の方にお譲りし
ようやく昼ごはん、にする。
この時3時はとっくに
まわっていた、と思う。

そうだ
こういう時に
お腹を空かせてるから
ますます顔もこーなる!

ここは
テルミニ地下飲食店街、
まずは食べようじゃないか。

レストランに入る
時間はないからカンタンに、
でも美味しいものをネ!

で、選んだのは
切り売りしているピザを
席でも食べれるタイプのお店。

わ〜っ
どれも美味しそう❣️

コレ、ひと切れの値段かしらね。
チョットお高めな気がするけど。

では コレとアレ、
お願いしまーす!

結構ご年配の店員さんは
ケースの中のピザ、切らずに!
そのまま袋へ!!

え?え??
ひとつがこの大きさ⁈
これをさらにいくつかに切った
ひと切れ、
で充分な量なんだけど。

いわば ひとりだというのに
ケーキをホールで
買ってしまったような状態。

「いくらなんでも大きすぎるーっ
小さくして売ってくれませんか?」

といつもの
ブロークン スペイン語でコーフンぎみに
言ったのですが〜。
この時は通じなかった!

ご年配の店員さんは
次に待ってた大学生風のワカモノに聞いた。
「このご婦人、何が言いたいのかねえ?」
みたいな感じ。

で、聞かれたワカモノは
「おじさーん、このひとはね。
ピザが大きくて食べにくいから、
細かく切ってくれ、
って言ってるんだよ」

え〜〜っ!
「違うの、違うのおおお!」
もはやまた日本語だった。

疲れもピークに来たわたしは
このたびは それ以上の要求は
あきらめ
巨大なフタ切れのピザと
飲みモノをトレーにのせて
席についた。

脱力。

食べながら〜
なんか元気の出る方法、ないかなあ。
この写真も出来れば
もっと美しく、とまでいかなくても
さっきよりマトモな顔を撮りたい!
わたし、余裕なくしてる!

・・・
そういえば
今朝 顔は洗ったけど
化粧してない。

パスポートのみならず
カバンごと持ってかれたから
そこに入っていた数少ない化粧品も
すべてない・・・。

そうだ、ここはひとつ
化粧品を買うことにしよう。

といっても
ブランドモノとか買うフトコロの余裕なし。
貴重品袋にあった
明日までに使う現金を
計算しながら使っている状態。

カードの使用限度額も心配だ。

では、ドラッグストア、
そこに適当なのがなく
結局なんでも揃ってる テルミニ地下の
スーパー、コナードへ。

口紅が2千円弱くらいのだったか?
「どうせスーパーのだしなあ。
(クオリティは期待出来ない)」

という思い込みに反し、
日本に帰国後にも使ったなかなか
コスパの高いものだった。
さすがイタリア!

買った化粧品を開封し
ここはもうホテルに戻らず
1ユーロはらう
テルミニ駅御手洗にて
身支度を整え

再度
スピード写真撮影に挑む!

いや〜〜っ。
今度は、まあいいか。
確か6ユーロ、だったかの
再投資。
わりとスピード写真、高し。

(その14 に続く)
その14

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イタリアで見た過去生と直後の事件ーローマパスポート盗難 その12

☆☆☆☆☆
無事3軒目の警察で
盗難届をゲットしたわたしは

ホテルに戻った。
HOTEL Rimini.

なんてことない
よくある、元マンションを
改装したんだそうな駅前ホテル。
だけど
前年泊まってなかなか居心地よく
また今年もお世話になってるのだった。

ここのレセプションの
交代で勤務のふたりのおじさまが

だんだんと
まるでわたしの秘書、
であるかのようにも
見えてくる。

ホテルに戻るなり
「今お戻りデスカ。
はい、お次のご用はナニかな⁉︎」

とこちらが聞くまえから
わたしに聞くもんだ。

ホテルに到着した昨夕から
もう10コくらいはココで
質問した気がするぞ。

昨晩レセプションで聴いた駅構内警察
では用が済まず
3軒目でようやく用が果たせた
ここまでの経緯も
「ふんふん。そうだったかい。」
とやさしく聞いてくれてた。

聞いて欲しいのよね。
こういうときダレかに話を。
コドクな旅人のわたしは。

昨晩食事した日本の仲間達は皆
今朝のうちに
ローマを発ったはず。

また今朝方、
チェコから来ていた
スターサファイアの半月のコース
をアッシジの山奥で共に過ごした
メンバーのひとり
シーマにも
テルミ二駅で偶然いきあった。

昨日の昼にそのコースを
解散したばかりなのに
もう懐かしかったな。

彼女は空港ゆきのバスに
乗ろうとしていたところ。
モチロン、わたしがドロボーにあった!
なんて話すヒマはない。

ただ
「元気でね。また会いたいネ✨」
ってあいさつだけでサヨウナラ。

切ないなぁ。

そんな場面も今朝あった。

それにしても
ローマってとこは
ドロボー多くてこんな対応に
ホテルも警察も慣れっこなのだろうか?
すごいなあ。
とりかかりさえすれば仕事はやいなあ!

・・・
というのと間逆の考えも
この後には出てきたんだけど。

ここは続けます。

で、
レセプションでのやりとりは

「次に聴きたいのは盗難届の
コピーがとれる場所であるぞ。」

という感じになってきた。

なんか真剣ながらも
ゲームをしているようなキブンでもある。

ヒネリの効いたナゾ解き問題つきの
スタンプラリーゲーム?
無事帰国がゴールの。

われながら自分の
今やってることがちょっと不思議だ。

レセプションの
コピー場所についてのお応えは
「うーん、今日は日曜だからなあ
(やってるかなあ)。」
と唸りながら

ホテルの隣りの隣りにある
インターネットカフェを
路上まで出て指し示して
教えてくれた。

インターネットカフェ!
皆がPCを持ち歩くようになった今、
前より見かけなくなったけど
まだ少しはあるみたいだ。

で、部屋に戻らず
コピーに直行だ。

パスポートがなければ
この盗難届が身分証明書、
パスポートがわり、だそうだ。

またこの盗難届を
盗まれたりしたら
目もあてらんないもんね。

帰国後に
保険会社に被害申告するのにも
必要だしね。

インターネットカフェは
開いていた。

よかった!

「2部ねーっ」
とアラブ系のお店の人に
お願いした。

うん、順調 順調✨✨✨

「あなたどこから来たの〜。
どんな盗難にあったの〜。」

書類が曲がらないようにコピー、とか
結構キッチリのこの店員さん。
ハナシを聞いてもらいたいのは
ヤマヤマだったけど
先を急ぐことにした。

今は 時はカネなり。

さて、ホテルに戻って
今度はベッドに倒れこむことしばし。

・・・
はっ!
寝てる場合ぢゃない!!
まだ今日やることはヤマづみだ!!!

レセプションでの
次なる質問は
「パスポート用の写真は
どこで撮れますか?」
だ。

「それはねえ。
テルミ二駅の地下だよ。」

「地下のどこですか?」

「うーん、
商店街のどこか一角にあったと思うよ。」

テルミ二駅の大きさも
地下街の広さも
ハンパではないから
この茫漠とした応え、
仕方ないかもしれない。

とにかく地下の商店街に行って
見ることにした。

地下街の見取り図、
みたいのも見た気がするが
スピード写真の場所なんて
もちろん書いてない。

地下に降りてから
また30分以上かかった。
発見するまでに。

5人くらいに聞いて回って
ようやく辿り着いたのは

ここぉおおお⁉︎

という実にむつかしい、地味な場所。

地下鉄に行く途中の通路の、ある一角。

なんというか
東京駅で例えれば

「東京駅から
東西線 大手町駅に乗り換える
地下通路の、限りなく地下鉄入り口に近づいた通路のある一角」
という感じだ。

同じ東京駅と言っても
さっき八重洲地下街に居た
外人旅行者が
ソチラに辿りつくのは
至難のワザ、だと思う。

という感じの難易度の
またゲームの一手を
クリアしたような
達成感に満ち満ちながら

いざ撮影しようと
スピード写真の小屋
(日本にあるのと大体同じ形デス)
の中のイスに座って
鏡を見た。

ワタシこんな顔!

アブラアセが滲み
つかれた表情!
いつもより だいぶ日焼け。

が〜ん。

急いで笑ってみた。

いや、大使館HPの写真撮影注意事項に
そういうの(やたら笑ってるのとか)、
ダメって書いてあったではないか。

とりあえず撮影したものの、
写った自分の姿が
フマンでフマンでならぬ。

そんな感じで
機械から出てきた
写真をしばらくみつめてた。

(その13 に続く)
その13

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イタリアで見た過去生〜ローマパスポート盗難 その1

サガプリヤ スターサファイア エナジーワーク(パート2)の15日間のコース最終日のこと。

これはReiko2年目のイタリア エナジーワークコースにてサガプリヤに受けたセッションの後、
過去生での出来事が、実際今に起こった「現実お試し」のような体験の記録です。

10月31日(土曜)

イリアはアッシジ近郊のレ・トラッチェでこの日にコースが終了。

自分の男性性と女性性のエネルギーを見るワーク。

深い内面の海の底の底までを見て

2週間の間にまるで何生も生きたかのような疲れ。

夕方5時すぎだったか?

レ・トラッチェ専属契約 マルコが運転するタクシーで

隊長のマティ達が泊まるローマ、テルミニ駅近くのホテル シャンパーニュパレスの前の路上に着いた。

ここはまさしく27年前、

初めての海外旅行にて

新聞紙を抱えたジプシーの子供に「空のサイフ」を取られた場所。

あのとき たくさんの子供たちを振り払って逃げてきたのに、あるひとりの子が追ってきた。

わたしはもう逃げずに「なに!」と聞いたら

猫の顔の形をした空のサイフを「これ返す」と。

拍子抜けしたもんだった。

さて今回は タクシーは大きなワゴン車。

一行5人。

この半月、Deepなエナジーワークをともにし

田舎の修道院さながらの 自然と無時間性の溢れるお宿で 殆ど出かけず毎日顔をつきあわせた特別な仲間たち。

Reikoは3列シートの最後部に皆のスーツケースとかの大荷物と共に座っていた。

「ほら!この荷物は降ろす?あの荷物はどう?降ろすの、降ろさないいのおお??」

マルコがワゴン車後ろのトランクから、どんどん皆の荷物を降ろそうとする。

Reikoホテルは皆と違う。

ここからごく近いが、大荷物を抱えたReikoは次のホテルまで是非行ってもらいたい。

モチロン隊長のまてぃには事前に頼んであった。

しかしここはテルミニ駅近く。道路は混んでるし、遠回りだし、駅の西側東側を移動するのは一苦労。

マルコは面倒がっている。

「それはReikoの荷物だからまだ降ろさないで!」

と躍起になって車から飛び出してトランクの前に行った。

その間、ほんの少しの間、座っていた座席の横のドアは、開いていた・・・。
(続く)

続きはコチラ⇒ その2

 その2