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2023.2.17 歌詞で感じるフラメンコ【ブレリア1/2】レイコ旅唄Flamenco⑨(スタンドfm)

フラメンコを唄うレイコ シミズサンギットです。

毎週金曜夜は「フラメンコラジオ🌹」

以下のスタンドfmで、アプリをいれずともすぐにお聴きいただけます。

2023.2.17

歌詞で感じるフラメンコ【ブレリア1/2】レイコ旅唄Flamenco

https://stand.fm/episodes/63ef9887faa60ced406a450e

毎週金曜「レイコ旅唄Flamenco」の放送では

1月27日からしばらく、歌詞を通じてフラメンコを語ります。

内容はフラメンコを通じたスペイン現地での楽しい経験や、曲の内容やメッセージ、それへの思い🌹

フラメンコにご興味ある方のみならず、フラメンコをこれまでご存知ない方にも。
レイコ の感じていることをお伝えしたい、と始めました。

語ってみて、改めて感じたのは
フラメンコの歌詞の奥深さ。

例えば「ひとつ目の歌詞」。
これは女性に対する束縛のうた、なのだろうか?
それとも愛情の深さ、を示しているのだろうか?

などなど。
想像、妄想が膨らみます。
表面的にはこう言っているが、本当に言いたいことは何だろう?

そう思わせられるのがフラメンコの唄かもしれない、と感じています。

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本日はブレリア・デ・ベルナルダの前編

内容はこんな感じでした。

●ブレリアとは?

●希少な女性唄い手:

フェルナンダ、ベルナルダ・デ・ウトレーラ姉妹の紹介

●フラメンコではない音楽、唄をフラメンコ化するということ

09:00●ひとつ目の歌詞

Que lo que quiere de mi,

que lo que quiera de mi,  

hasta la agua que yo bebo te la 

tengo que pedir.

私に何を望むと言うの?

これ以上

私に何を望むと言うの?

私が水を飲むのさえ

あなたに聞かなければならない

と言うのに。

13:00●ふたつ目の歌詞

Que tú haces conmigo

 lo que tú haces conmigo 

y al ver gran poder

y buscando y te va a mandar castigo.

あなたが私にしたことを

偉大なる力が見ていたら

あなたに罰をお与えになるでしょう。

16:30●三つ目の歌詞(南米のBoleroから)

Ay tú tan alto y yo tan bajar

y acercarme a ti no puedo.

Ay tú tan rico y yo tan pobre

Ay rica soy el sentimiento.

あなたはとても高く 

わたしはとても低く

私はあなたに近づくことができない。

あなたはとても豊かで 

私はとても貧しい

ああ、でも

私の感じる心はとても豊かなの。

●フラメンコ伝統歌詞とほかの歌詞に感じる違いウトレーラの街紹介

●1920年代生まれのウトレーラ姉妹の女らしさ・優しさ

●旅のエピソード「ウトレーラのバス停で」

Andalucía

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紹介する曲種や歌詞は

レイコの初製作CD

“Derramando mil flores”に基づいて紹介しています。

「ブレリア・デ・ベルナルダ」は3曲目に収録されています。

このCDをぜひお手に取っていただけたらうれしいです。

フラメンコ唄のCD: 

DERRAMANDO MIL FLORES

~唄声は内側の宝石への通り道~

Cantaora(唄い手): Reiko Shimizu Sangit

Guittarista(ギタリスト): Toshio Kinami

¥2,800-(+送料 ¥180-)

CDの詳細と販売ページ

https://reiko.link/shop/product/cante_flamenco_cd/

ご紹介映像⬇️

レイコ(Reiko Shimizu Sangit)のMalagueñas(マラゲーニャス):Cante Flamenco

フラメンコラジオ:歌詞で感じるフラメンコ【グラナイーナ】のご紹介

毎週金曜「レイコ旅唄Flamenco」の放送では

1月27日からしばらく歌詞を通じてフラメンコを語っています。

歌詞で感じるフラメンコ【グラナイーナ】レイコ旅唄Flamenco⑧

https://stand.fm/episodes/63e65cb871ba463cc3103262

内容はフラメンコを通じたスペイン現地での楽しい経験や、曲の内容やメッセージ、それへの思いです🌹

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この日はグラナイーナ。

内容はこんな感じでした。

○フラメンコのサリーダ

○Granadaにおけるモーロ人とジプシー

○グラナイーナという言葉の意味

●ひとつ目の歌詞(10分頃)

●二つ目の歌詞(14分頃)

○グラナイーナとメディアグラナイーナ

○フラスキート・ジェルバグエナとアントニオ・チャコン

○「アントニオ・チャコン本人が唄うグラナイーナ」音源紹介

○踊り手:エバ・ラ・ジェルバブエナ

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紹介する曲種や歌詞は

レイコの初製作CD

“Derramando mil flores”に基づいて紹介しています。

このCDをぜひお手に取っていただけたらうれしいです。

フラメンコ唄のCD: 

DERRAMANDO MIL FLORES

~唄声は内側の宝石への通り道~

Cantaora(唄い手): Reiko Shimizu Sangit

Guittarista(ギタリスト): Toshio Kinami

¥2,800-(+送料 ¥180-)

CD販売ページ

https://reiko.link/shop/product/cante_flamenco_cd/

ご紹介映像⬇️

レイコ(Reiko Shimizu Sangit)のMalagueñas(マラゲーニャス):Cante Flamenco

フラメンコラジオ:歌詞で感じるフラメンコ【アレグリーアス1/2】のご紹介

フラメンコ唄い手のレイコシミズサンギットです。

クリスマスから毎週金曜の夜、「フラメンコ・ラジオ:レイコ 旅唄Flamenco」をお届けしています🌹

歌詞で感じるフラメンコ【アレグリーアス1/2】
レイコ旅唄Flamenco⑥

1月27日(金)からしばらくは、歌詞を通じてフラメンコを語ります。

内容はフラメンコを通じたスペイン現地での楽しい経験や、曲の内容やメッセージ、それへの思い。

きょうは「アレグリーアス」の前編です。

港町カディスで生まれたこの曲の雰囲気を、カディスの近くサンフェルナンドを訪れた実体験を交えて語ります。

カディスの海は日本の湘南地方の海のイメージに近く、サンフェルナンドなもの哀しさはまるで城ヶ島のよう(あくまでレイコの感想です)。

明るさだけでなくその「もの哀しさ」も唄いこまれているのがアレグリーアスかもしれません。

紹介する曲種や歌詞は

レイコの初製作CD

“Derramando mil flores”に基づいて紹介しています。

CD制作現場からご紹介映像⬇️

レイコシミズ サンギット レコーディングライヴ2020

このCDをぜひお手に取っていただけたらうれしいです。

フラメンコ唄のCD: 

DERRAMANDO MIL FLORES

~唄声は内側の宝石への通り道~

Cantaora(唄い手): Reiko Shimizu Sangit

Guittarista(ギタリスト): Toshio Kinami

¥2,800-(+送料 ¥180-)

CD販売ページ

https://reiko.link/shop/product/cante_flamenco_cd/

Flamenco唄のレイコ初CDリリース致します♡ 2021年3月7日 

こんにちは。
Flamencoを唄うレイコ シミズ サンギットです。

3月に入ってはや一週間。
いかがお過ごしでしょうか。
緊急事態宣言も2週間伸び、まだ予断を許さないようですが
ぐんぐんと春めいて季節は巡ります。

昨年来作成してきたFlamenco唄の初CD、3月7日(日)にリリース致します❣️

    販売ページはコチラ → https://reiko.link/shop/

7日以降、お申し込みいただいた方に順次ご郵送。
また、ただいまこれまで投げ銭のCDプレゼントコースにお申しくださった方の発送準備をしています。

「唄声は内側の宝石への通り道」
今のところ、一生このタイトルでライヴをさせていただこうと思っています。

このCDのタイトルも同じです。


そしてスペイン語のタイトルは DERRAMANDO MIL FLORES 

歩んでいくと 千の花も咲きこぼれる

フラメンコにある歌詞からヒントを得てつけたタイトルです。
誰もが生きて歩みを進める姿がそんな風である光景。
それがあたり前の世界、豊かで美しい愛溢れる人生を信じたい。

このCDを、ぜひお手に取っていただけたらうれしいです。


フラメンコ唄のCD: DERRAMANDO MIL FLORES
〜唄声は内側の宝石への通り道〜

Cantaora(唄い手): Reiko Shimizu Sangit
Guittarista(ギタリスト): Toshio Kinami
¥2,800-(+送料 ¥180-)

レイコ シミズ サンギット 初レコーディングCDをお届け致します。

このCDレコーディング開始からリリースまで、1年超。初めての体験に、さまざま試行錯誤しながら進み完成を迎えました。

フラメンコに出会って四半世紀以上の時が流れました。

数年前に「唄声は内側の宝石への通り道」というタイトルでのささやかなカンテフラメンコ独演ライヴを始めました。

これまでそれが十数回に及び、その歩みを形にしようと制作したCDです。

フラメンコは8〜9世紀ごろにインド辺りを出発した流浪の民が、長い放浪の末に15世紀辺りスペインの南、アンダルシアの地に辿り着いてその地のエッセンスと融合して生まれました。

中でもカンテ フラメンコと言われるその唄に、自分の中を掻き回されるような興奮と深遠な魅力を感じました。

フラメンコと言えば踊りをイメージする方も多いかもしれませんが、源はカンテ。

日本人の私がそのカンテを唄う。そしてCDという形とする。
言葉もそのルーツからも物理的にはまったく遠い自分にそれを許すまでには、かなりの時間を要し、様々プロセスがありました。

カンテ フラメンコという自分の奥深くに辿り着く道に出会えたこと、この芸術を育んだ人々、世界への感謝と尊敬の念を携えてこれからも唄って参ります。

【内 容】

① Alegrías de Cádiz(アレグリアス デ カディス)

② Granaínas(グラナイーナス)

③ Bulerías de Bernarda(ブレリアス デ ベルナルダ)

④ Soleares(ソレアレス)

⑤ Cinco de la tarde(シンコ デ ラ タルデ) ※木南利夫氏によるギターソロ

⑥ Tanguillos de Cádiz(タンギージョス デ カディス)

⑦ Tientos(ティエントス)

⑧ Malagueñas(マラゲーニャス)

⑨ La caña(ラ カーニャ)

⑩ Sevillanas clásicas de Pareja-Obregón(セビジャーナス クラシカス デ パレッハ=オブレゴン)


それではどうかお体ご大切に、CDのみならず直接皆さまに

お会いできる機会を楽しみにしています。

CD発売記念ライヴ、計画中です。


いつもありがとうございます。

初のCD制作ミックス段階。私の耳を形成したのは一体誰だった?🌹

いま結構きぃ狂いそうである😳

初のCD録音初日から1年、が立つ。
あの頃、まだコロナ騒ぎにはなっていなかった。
その影響で、だいぶ時間がかかることになったが、
しかし思えば「コロナ」より、パルマの録音方法を検討していた時間が長い。

パルマ、とはフラメンコにおけるリズムをとるための手拍子で、何より重要な楽器である。
で、それについてはまた別に書こうと思う。


今これまでまったく
気づかなかったことを知る、という体験は

CDの音ミックス、からである。

ミックスと言えば、複数のマイクに収録されたものを混ぜる。
単にそのさじ加減だろう、なんて想像していたのだが、
そのarte たるもの。
そのさじ加減、これこそが芸術、を創り出しているのかもしれない。

これまで自分が聴いてきたFlamencoの音は、
誰がクリエイトしたものだったのだろうか❓❓❓

いきなり問いかけたくなったのだ。

わたしが聴いてきたあのレコード、
このレコード、そして山のように集めたCD。

20代の頃、バブル花盛り。
会社帰りに月5万ほどCDを買っていた時期がある。

それまでカンテ フラメンコ(フラメンコの唄です)のCDは、

ある場所にしかない、専門店を尋ねないとなかなか手に入りにくかった。

92年、カマロン・デ・ラ ・イスラが亡くなった年、

それが突然、銀座山野楽器に並び始めたのだ。
あれは自分にとってとてもおおきなことだった。

そしてCDの音や、当時大流行りのモデルノ(現代的なフラメンコ)より、古い純粋なものを求めてレコードを探し歩くようになるまで10年。

その頃には、一時は残業100時間以上していた会社も辞め、バブルはとうに終わり、ついでに離婚もしたばかりだった。

モノにもよるが、レコードの音。

この暖かみや臨場感。

これぞきっと本物のフラメンコに近いのだろう。

そう思った。

何人もの唄い手やギタリストが共に集い、飲みながら唄う、弾くといったフィエスタのような録音がある。

誰かが唄っている右の向こう側から、その唄に触発されたまた誰かがアイ アイィイ〜と唄い、いや印象としては唸りはじめる。

その「右端、こちら手前から」

「堪え切れずに」

ということまで伝わるのがレコードだ、と思った。

実際、同じ録音のCD復刻版を聴いたら

右手前から、とわからないし、

この人が「堪え切れず」に唄いはじめたとは感じなかった。

そんなわけでレコード信奉者になり、それはいまだに続いてもいる。

いや、しかし。
なんと言ってもこれまで大きく影響を受けて来たのは
生、でFlamencoを聴く機会だ。

これについてはまた別の時に書こうと思う。

ざっくり言えば、

日本に居る時には、貴重な来日アルティスタが唄うのに接する機会。

フラメンコの現地、スペインには数年に1回、1か月ほど滞在する機会もこれまで持って来た。
そんな時でも、今日はよい唄を聴いた💓💓💓
って経験が毎日、なんてあるわけじゃない。

それを補うのが録音されたもの、かもしれない。
よくよく思えば
これまでの人生、フラメンコに接してきた総時間は
生より録音を聴いた時間の方が
圧倒的に長いのだ。

いったいこれまでわたしを
教育してたのは
誰だったのか?

CDのミックス、という段階に来て
初めて知ったこと。

このむかしのレコードで
唄ってる人はもちろん、
演奏してる
ギタリストの○○氏や△△氏ではなかったのかね?

ミキサーや音響の人が
こんなにも 
自分のフラメンコ耳の形成に
影響していたなんて。

お釈迦さまでも
気がつきまいよ。

いま、そんな気分です。

カンテフラメンコ レコーディングライヴ映像 https://youtu.be/7ybbmfAZ57I