10日前に移植した
インプラントが抜け落ちた。
手術したらしばらく唄えないからと
先月末の独演ライヴの翌日に手術したのだ。
衝撃。
しかも今回はら昨年秋に続く2回目の
手術。
そしてまた押し出されるように
落ちたのだ。
子どもの頃
あのグラグラしてきて
やがて歯が抜ける感覚。
あれを3日間でやる感じだ。
インプラントとは人工歯根。
失った歯の代わりに入れる歯根で
その上に歯を入れる。
ブリッジのようにほかのよい歯を
削る必要もなく
噛む力はじぶんの歯に近いレベルとのことで
失った歯の代わりに施す最もよい方法、と思った。
ただし保険は効かず。
自由診療価格で、その価格差は
歯医者によってかなり大きいようだ。
インプラントは
多くの場合チタン製。
わたしの場合はチョット特別で
ジルコニア製のものを入れた。
歯医者が言うには
これだとチタン製の場合に起こり得る事後のインプラント周囲炎をほとんど起こさない、とのこと。
また金属アレルギーの場合も使える素材。
この歯医者さんは
キネシオロジーの〇〇(名前を忘れた!)の専門家でもある。
もちろん歯のことも体全体、エネルギーレベルのことも考慮したホリスティックな視点を持つ、妥協せずによい方法を選ぶ人だ。
もちろん保険なんて効かない。
という歯医者さんを
じぶんもまた妥協なく選んだつもりなのだが
いまこういうことが起こっている。
この歯医者さんで
2回手術したのはわたしが初めてだそうだ。
いや1回だって
すぐに落ちてしまう人は皆無だそうだ。
1回目にインプラントが落ちたのは
移植後1か月だったが
それも初めて、とのこと。
これまでいちばんの事後の
問題は数年後のインプラント周囲炎で、しかもそれはチタン製、と言う。
人の身体というのは
じぶんの身体というのは
どうなっているんだろう、と思う。
異物であるインプラントを
排除しようとするわたしの身体は
とっても賢い、
ただしいことをしてる気がするが〜。
インプラントの素材は無機質で
普通の人は異物と認識しないそうだ。
それがわたしの身体は
異物は異物、と捉えるようだ。
例えば腎臓移植、とか
内臓の場合は有機質だから
移植したものが定着するのは
むずかしい、となるんだそうだ。
インプラントが左上の骨の中で
ゆるっと来てから落ちるまでの
3日間の体のダルさ、ったらなかった。
昨秋落ちたときも共通の感覚で
これは
「体が何か反応しているのだろう」
とその歯医者は言う。
このインプラントを異物認識する
ということは、
歯でなくても骨に金属を入れるような手術(例えば重度の椎間板ヘルニア、とか)でも同じことが起こる可能性があるそうだ。
もちろん、ほかの歯が
インプラントの必要が出来た場合も
インプラントを採用出来る可能性は
とても低い、ことになる。
ただし
手術の方法を変えて
落ちてこないように
粘膜の下にインプラントを埋没させるやり方もあるそうだ。
それには手術の回数が1回増える。
そして周囲の骨を削る負担がある。
その後の歯の手入れも
従来型より少し手間がかかるそうだ。
それでもまた失敗、
の可能性もかなり高い。
何しろわたしの体は
異物認識するのだから。
わたしにとって
歯、噛み合わせはとても大切だ。
唄うためにも
口の中のことは
充分にケアして大切にしたい。
そのために
わたしは今後何を
選ぶだろうか?
ブリッジ?
入れ歯??
再手術???
そしてこの歯医者さんに
かかり続けるのか?
ほかに行くのか??
今わからない。
わたしには充分な選択肢があり
じぶんにとってベストな方法が
出てくることを信頼したい。