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レイコの買い物カゴを
ばっ!ととりあげた
空港職員さんのセリフ。
「🔲◉▽✳︎✖︎○〜秉£あらアラんビア⁉︎‼︎」
ナニ語?
アラビア語??
まったくわからない。
が、何か聞かれているのと
勢いよく注意を促されているのはわかる。
あ。
もしかして。
時計を見たら
成田ゆきの便の出発35分前だった・・・。
我ながら呆れる。
ココで乗り遅れては
パスポート奇跡の帰国予定日再発行
にこぎつけた
ローマ3日間の苦労が水の泡。
それも父に
魔法のランプ(としか思えなくなってきた)
を買おうとしていて 乗り遅れる、
なんてどう報告しようがあろうか。
ここでもう
急いで走り出すでもなく。
出たのはため息。
脱力。
職員さんは
「買うの?買わないの??
とにかく早くして!」とのこと。
次いで英語で言ったんだったか。
なんで意味がわかったのか もう覚えてない。
こうなったら
急いでそのランプを買う。
職員さんの「急いでよ!」
の視線見張りつきで会計。
それでもレジの店員さんには
ランプをさすって ナニか
出そうというパフォーマンスを
見せてくれる余裕あり。
さすがだ。
物語では
「何か御用デスカ ご主人様!」
というセリフとともに現れ出でるんだったな、と思い出しつつ
一応「急いでまーす!」と告げる。
「ハイハイ。そうですな。」
と余裕の店員さん。
との問答も終え
荷物を抱えて さすがに小走り。
飛行機に乗り込みシートベルトを締める。
やった!
ココまでくれば
こちらのものさ❣️
という安堵。
無事出発。
座った席は両隣がいらっしゃる
真ん中だったのだけど
前の列の扉のある席は、足が伸ばせる
通常なら追加料金が必要な広い席
が空いてる!
アソコに座りたいわ。
しばし様子を見る。
他の人も移りたいだろしねぇ。
どうしたものか。
そして。
すぐ食事タイムとなり
「シートのリクライニングを
元に戻してください」
という指示があった。
あ、れ?
元に戻らない。
というか留まることなく
シートはドンドンと
後ろに倒れてしまうのだ。
アブナイなあ!
このシートはかなり古そうであるよ。
という理由で
めでたく希望の席に移動。
などと長時間のフライトも
いつもよりわりと
快適に過ごすことが出来ていた。
のだが とにかく成田まで、長い。
約11時間、だったと思う。
10時間くらいは
平穏に過ごしたわけだ。
ところが 成田まであと1時間、
というとこまで来て〜。
(その21 に続く)
その21
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※写真は
「現代思想 1989年12月臨時増刊号 イスラーム」
P143〜より。