今書きながら
コレは 楽しい体験
貴重な体験
だったんだなあ
と改めて気づく。
そんな体験を記録しておきたかった
からブログを始めたようなものだ。
しかしこんな思いは
2度としたくない!
もう充分堪能しましたあ❣️
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さあ帰国をかけた決戦の朝だ。
当然今日の便で帰れるつもりで
荷物のパッキングを済ませ〜
その大荷物はホテルに置いたまま
ハンドバックがないままの私は
お買い物用布バックひとつで
日本大使館へ徒歩でGo!
門前到着9時17分。
「開館の9時半まで待ってね」
という昨日の守衛さんの
言いつけを守り
13分間
例の素敵な鉄格子の門を
握りしめ 中を覗きながら待った。
この間 横の扉から入場した
職員らしきヒト 13人。
うち半数が日本人のようだった。
ふ〜ん。
そういう割合の職場人員構成なのかしら〜
と眺めているうちに
ジャスト9時半になり
守衛さんがガラガラ、と門を開けてくれたんだったと思う。
それから守衛室に入り
入館記録に名前、国籍ほか
必要事項を記入する。
日本語にイタリア語が併記された書類だ。
これを守衛に提出し
空港にあるような機械で荷物検査。
人間も身体検査ブースみたいのを通過して
外側から内側へ。
入り口と出口が反対側なのである。
「緑のボタンを押してくださぁあい。」
という中に居た
もうひとりのイタリア人守衛さんの
日本語発音がおもしろく
あたたかく
この非常時にココロ和ませててくれる。
内側に来て椅子で待つようにとのこと。
あ、ここにお手洗い あった!
行っておこう。
バル、とかでそうであるようのように
声をかけてカギを借りて
使用するスタイルだ。
へえ。
次に来てた日本人のおねえさんは
お手洗いの借り方も心得ていて
ローマに長く居る風だった。
そんなことをしていて
5分以上経過するものの
めでたく入館。
守衛室から素敵な石づくりの洋館まで
少し距離があり
緊張感が高まる。
入り口を入ると〜一番のり。
また警察本部⁉︎とかが
そうであったように
透明ガラスにボツボツと穴の開いた
丸窓つきの窓口がふたつ。
すぐに「土日に緊急連絡先に電話したレイコです、今日3時過ぎの便で帰国したい!」
と告げる。
窓口のいかにも仕事の出来そうな
おねえさんの職員が
「わかりました」
と冷静迅速な口調で対応。
「こちらの5種類(だったと思う)の書類に
必要事項を記入してください」
「机に記入例があるので
『その通りに』『間違えないように』」
むむむ。
最もわたしの不得意とするところだ。
この指示にまた緊張感を高めながら
席に着く。
着席時9時40分すぎ。
わたしが今申請しようとしているのは
「パスポートの再発行」ではなく
「帰国のための渡航書」
という1回限り、指定便のみ有効のもの。
(そうでないと即日発行はムリ)
そのためには
「なぜパスポートでなく、
1回限りの渡航書で
直ぐに帰国する必要があるか、の理由」を
記述式で記入、
大使の許可を
もらう書類、とか。
『本来ならパスポートを再発行
すべきところ、
業務の都合で至急帰国せねばならず云々』
的な例文だったと思う。
またモチロン
盗難届を出したときのように
どこでどのような盗難にあったか、を
記述する書類、とか
また何より
戸籍謄本が提出出来ない理由、
それに変わってどのような書類を出すか
また日本に帰ってから
それを必ず取得して
日本大使館に送付する
という誓約書、とかである。
いわゆるマル、バツ記入で済むような書類
ではないので記入には
結構な時間がかかる。
記入机の隣りに 先ほどの
いかにもローマに住んでいそうな
おねえさんがやってくる。
やはり 数年ローマに住んでいて
パスポートが切れるために
更新に来たそうだ。
彼女に細々した記入方法を
いくつか聞きながら進めた。
ありがたい。
なにせ 間違えると
最初からやり直し!
になるらしい。
おねえさんも
わたしに聞きたい、と言う。
この状況で
このヒトにわからなくて
わたしにわかること
なさそうな気がするなあ、
と思ってたんで少々驚く。
おねえさんは
「すみません。
今年は平成27年デスカ?」と。
なるほど!
それなら聞きたい気持ちはわかる。
ここでいつもなら
「はい!」
と即答できるはずが
どうもわたしも
自信が無くなってしまったのである。
今がいつやらわからない、
が正直な感覚。
「だと思うんですが〜。
そこに新聞があったから
見てみますね、わたしも必要だし」
と、ロビーに常設してるらしき
1週間遅れ1週間分の
毎日新聞で確認する始末。
どうやらほんとに
平成27年、でホッとした。
そんなこんなで
ずっと
ストップウオッチが
傍らで音を立てているようなキブンのまま
記入を修了!
窓口提出10時10分!!
ここで職員から重大情報。
「戸籍謄本がFaxで届いていますよ。」
と。
取りに行ってくれたのだ!
弟が役所に!!
そして送ってくれたのだ!
たぶん 義理の妹が。
あぁ もう言葉にならない。
この感謝の気持ちが。
職員が
「これから渡航書を発行します。
最低2時間はかかります。」
なるほど。
記入に30分、発行に2時間が
最低必要時間なわけだ。
あと2時間立つと12時10分。
予定搭乗便
ほぼ出発3時間前だ。
「このままここでお待ちになっても
出直されても構いません。
どうなさいますか。」
と丁寧に聞いてくれた。
わたしはホテルに戻って
荷物を取ってくる旨
そしてその足で
空港に向かう旨、告げた。
すると職員さんは
「タクシーを呼びますか。」
とまた丁寧に。
「今は必要ないです。
次に空港に向かう時には
お願いします!」
と答え、ここは徒歩で
ホテルに戻ることにする。
あぁ、ここまでよくやった!
と自分を褒めつつ
先ほどの守衛室の前を
通り 外へ。
さあて!
ローマでの自由時間は
ホテル往復時間をマイナスすると
あと1時間弱だあ❣️
(その17 に続く)
その17
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